患者にとって安らげる場所

療養型病院と聞くと、重傷、もしくは重症の患者を収容する場所だというイメージを強く感じる方がいると思うのです。それだけにその病院は、患者を救うための最後の砦として意識している方が少なくないと思い、その病院で手厚い看護を受けて、無事に社会復帰を果たした方が多いことが窺えてくるのです。一方で、術後に容体が安定した患者が療養型病院に入院するケースがあると思うのです。あるいは余生を穏やかに過ごしたい方がその病院を選ぶことが考えられて、その病院を安住の場所として意識することが窺えてくるのです。療養型病院は、患者が安心して生きるために必要な施設だと思い、その病院で入院生活を送ることで、生きる喜びを感じるようになることが往々にして考えられるのです。
療養型病院で看護の仕事をしたいとおっしゃる方がいることでしょう。病院にも様々な労働環境があり、自分にとって働きやすい病院とは、看護師として働く方の適性次第で決まると言っても過言ではないと思うのです。今まで数多くの病院で看護の仕事をしてきた看護師の中には、療養型病院が一番働きやすい所だとおっしゃるのではないでしょうか。
療養型病院には比較的容体が安定している患者が多いことから、看護の仕事がしやすい職場なので、ブランク明けの看護師が復職するにはピッタリの場所だと思っている看護師がいると思うのです。その病院で落ち着いて理想とする看護師像を目指していることが窺えてきて、看護師としての実力を着実につけていることが考えられるのです。