以前と変わらずに看護師として働くことを夢見て、復職に向けた歩み出しを始める方がいることでしょう。看護師として働いていた頃は、実にきらびやかなものだったと自負している方は、復職への想いが強いと思い、あの頃の輝いていた自分を取り戻すために、復職に熱を入れていくことが窺えるのです。働いていた自分が本来の自分だという意識が強いからこそ、復職をすることで本当の自分を取り戻せるはずだという気持ちを抱くようになると思うのです。生きている限り、自分を見失わないように人生を送ることは、復職をしようとする気持ちと重なっていくものであり、復職を果たすことで自分が自分であるための条件をクリアしたことになるのです。
復職をしようとする方の気持ちは、「みんなが私のことを待っているわ。みんなの想いに応えるためにも、再び立ち上がらなければいけないわ」と思っていることでしょう。仕事とは、みんなと力を合わせて初めて上手くいくものであるため、復職しようとする方は、自分の力を必要としているみんなのために這い上がろうとする心を強く持とうとするのではないでしょうか。今まで仕事を共にしてきた仲間だからこそ、無意識のうちに自分を鼓舞していこうとするのであり、復職した後に看護の力を存分に発揮していこうとする意志が強くなることが窺えてくるのです。復職を望む方は、場所が離れても、みんなの声援を聞いているように感じるのではないでしょうか。